福崎町の有名な七種滝に至る渓流の滝を巡り、裏山の七種山の奇岩を見て歩きましょう。　　　　　

名滝と奇岩めぐり・七種山

　福崎町の中心部から、七種滝の案内看板を見ながら山に向かう。田口奥池が見え野外活動センターを過ぎてさらに上る。山門横に車を止めて、石畳の道を歩く。夫婦滝、弁慶のこぎり岩など見どころの多い渓流だが、昨年の台風の影響で木が倒れ、痛ましい。鳥居をくぐってからは山道に入る。虹滝、八龍滝を経て七種滝へ。落差７０mの滝は圧巻。階段を上ると七種神社。神社の横から本格的な登山道を通って七種山へ。いきなりロープがあり急な岩場が現れる。登りきると滝の上で、思いのほか穏やかな広場になっている。そこからまたきつい坂が続く。あまり距離は長くないが、坂の傾斜はやや健脚向きかも。景色は頂上手前の岩場の展望台からが最高。頂上でひと休みしてから弘法大師が修行したというつなぎ岩へ。つなぎ岩は崖に突き出た岩場で、間に深い裂け目があるので、岩に渡るにはかなりの勇気がいる。
　尾根沿いを下りると笠岩があり、小滝林道から野外活動センターに出る周回コースになっているが、道がかなり荒れていたので、残念ながら来た道を引き返す。山門まで戻ると２時間ちょっとのコース。七種滝はいつも水が少ないため雨上がりがおすすめ。隠れ滝は草に隠れた神秘的な滝だが、取材時は通行止めだった。