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切り立った岩、鎖やロープを使っての上り下り…。ロッククライミングの名所としても有名な雪彦山に、ちょっと気を引き締めて登ってみましょう。本格的に登山にチャレンジ雪彦山飾磨郡夢前町登山口から階段を上るといきなり急坂。不動岩を過ぎ、展望岩まで登ると幾分坂は緩やかになるが、出雲岩辺りから岩場に入り、道はさらに険しくなる。覗岩から景色を眺め、セリ岩では体を横にして岩の間を抜け、手足を思い切り使って登る。馬の背を過ぎると頂上はすぐ。雪彦山は三辻山、鉾立山、洞ガ岳の三山の総称で、一般には洞ガ岳(大天井岳)のことをいう。山頂の洞明神のほこらに下りの安全を祈願し、反対側に下りる。三角点への分岐の先には崖がある。下が見えないので、鎖が谷底まで続くかのように思える。足場をしっかりさせて下りていく。横には鎖を避ける道もある。少しなだらかになると地蔵岳との分かれ道。岩をよじ登り地蔵岳に立つとまさに絶景だが、無理は禁物。まだまだ難所は続くが、虹滝まで下りるとひと段落。通常は少し行って川沿いを登山口まで戻るのだが、今回は山頂で雪彦の達人たちと知り会い、虹滝から出合まで、渓流沿いのルートを案内してもらった。途中には虹滝よりも大きな幻の滝もあり、一層の大自然を満喫。達人たちから「雪彦山は人気のハイキングコースだが、軽い気持ちでは大変危険な山。十分な装備をして安全に楽しんでほしい」とアドバイス。健脚向きで約4時間のコース。
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