『播磨鑑』に、旅人は馬上より振り返り、海行く人は船上より眺め尽くしたほど美しい、といわれている明神山に登ってみましょう。         

下からも上から見ても美しい明神山

飾磨郡夢前町神種

 夢前町役場から夢前川を渡って西に進む。突き当たりを右に曲がって少し行くと夢さき夢のさと農業公園。駐車場に車を止め、見上げると形の良い明神山が北にそびえている。多くの登山ルートがあるが、今回は東尾根のCコースを登る。少し歩いて山道に入り、長谷池との分岐点がある尾根まで行き、左に曲がる。そそり立つ屏風岩やのっぺりしたくじら岩など刺激のある岩場が続き、地蔵岳を過ぎて八丁坂と明神の鎖場が登りのクライマックス。登り切るとすぐに頂上。周りをぐるっと見渡す展望が最高で、平日にもかかわらず頂上はハイカーでいっぱい。
下りは西尾根のAコースを通る。岩がごろごろした急坂で、滑らないよう気を付けながらゆっくりと下り、夢の展望岩でひと休み。Auコースの分岐を過ぎるとすぐに岩場に入る。達磨岩、マンモスの背などロープを使い、足元をしっかり確保しながら後ろ向きに下りる。鉄塔を過ぎてさらに歩くと広い道に出る。駐車場に戻ると約4時間のコース。Auコースは「三ツ岩辺りが楽しい(険しい)」と健脚風のハイカーから聞いた。Bコースが一般向きで、他はやや健脚向き。


 

 


公共
交通案内

姫路駅から前之庄・山ノ内・雪彦行きバスで役場前下車、夢前町役場から北西約3.5km


次回取材の
お知らせ

増位山・広嶺山(姫路市) 
平成17年12月10日(土)

※一般向けのコースです。引率はできませんが、軽い案内はさせて頂きます。オレンジ色のタオルを持って歩いていますので、ぜひ声をかけて下さい。天候などで、予告なく変更の場合があります。詳細は、編集室までお気軽に。