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山の中腹からの展望が素晴らしい大藤山と、大蛇伝説が残る蛇が池を回る手頃なコースです。            


大藤山 加古川市志方町  (2008年2月号に掲載)

気軽に登って気分爽快の展望

 

 
 加古川市志方町の中心部から北西方向、大藤山のふもとにある長楽寺をめざす。「谷の地蔵さん」とも呼ばれ、安産の札所として親しまれている。本尊の木造延命子安地蔵菩薩半跏像は重要文化財で、とても美しいそうだ。
 
 登り口は長楽寺の境内を通って寺の裏にある。地元のボランティアグループが整備した遊歩道が竹林の中に延びている。足に心地良いふわふわの落ち葉を踏みしめて歩き、休憩所で一息ついてまた登る。石仏には20分ほどで着く。そこから加古川・高砂の町を見下ろす展望はなかなかのもの。高御位山や淡路島のバランス良い配置に、つい見入ってしまう。
 
 さらに進み、分岐を曲がって少し行くと山頂だが、展望はあまり良くない。分岐まで戻り西牧峠方面へ。鉄塔をくぐり、その先のマムシ注意の看板を右に入る。道がなだらかになると右側が蛇が池。池は水がなくなり、草木が生い茂って湿原のようになっている。池の底には長楽寺の釣り鐘が埋まっていて大蛇がそれを守っているという。日照りの時には池を掘り、釣り鐘の竜頭を出すと大雨が降るといわれている。
 
 池を回る800mの周回路を通り、来た道を戻る。滑りやすい落ち葉に気を付けながら石仏の手前から西ルートを下りる。杉林を抜けて、長楽寺まで戻ってくると約2時間半。

SUNスタッフの
レベル感

距  離   ★★☆☆☆

難易度    ★★☆☆☆




公共
交通案内
JR山陽本線の宝殿駅から西牧方面行きのバスに乗り、長楽園下車。徒歩約10分。
次回取材の
お知らせ

*この登山は4月号の紙面に掲載

       平成20年2月16日(土)

   播磨中央公園・光明寺
     (加東市下滝野)

※ 一般向けコースです。引率はできませんが、軽い案内はさせて頂きます。オレンジ色のタオルを持って歩いていますので、ぜひ声をかけて下さい。天候などで、予告なく変更の場合があります。詳細は、編集室までお気軽に。

周辺ぷらすスポット ●高御位山
 播磨富士とも呼ばれ、ハイキングに人気の山。志方町側の登山道には外灯もあり、早朝  の日の出も見やすい。

●加古川市志方町の特産品
 靴下…加古川市は全国第3位の靴下の生産地。志方町を心にたくさんの事業所がある。
 加古川ビーフ…但馬牛を自家配合飼料と加古川の 伏流水で育てた加古川和牛は味  に定評のある特産品。
 鹿児の華米…「どんとこい」という品種を減農薬、 有機たい肥で育てた加古川ブランド  米で平成9年に志方町の高畑地区で生産が始まった。