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ハイキングに行こうトップ 里山ハイキングコースの「やまさきみんなの森」から、山城跡が残る長水山に登ってみましょう。山頂からふもとを見下ろす城跡ならではの展望も楽しめます。 『長 水 山』 宍粟市山崎町 (2009年5月号に掲載) 石垣の上に立てば 心地良い風が吹き抜ける
看板を見逃さずに森へ 宍粟市山崎町の中心部から北西へ。生谷温泉伊沢の里を過ぎて山崎スポーツセンターの先、道が広くなった所を右の旧道に入る。木の案内看板を曲がると「やまさきみんなの森」。 里山ハイクであずまやへ 青緑色の水が光る古池と、配水池へ続く長い階段の間の遊歩道が森への入口。しばらく行くと地蔵のある林間広場で道が2つに分かれる。右側に進むと木々に隠れるように滝が流れているのが見える。取材日は雨上がりだったためけっこう水量もあり、秘滝のイメージ。その上にある沼も雨水をたたえ趣たっぷり。登山道はイバラが多く倒木などで歩きにくい所もあるが、自然を堪能しながら進む。尾根手前の木の急階段を上るとあずまや。 心地良い尾根と驚きの山頂 望遠鏡(有料)が設置されたあずまやで一休みし、なだらかな尾根道を長水山に向かう。フワフワの落ち葉を踏みしめ、景色を楽しみながら歩く。五十波側からの登山道との合流点では何と民家が現れる。山頂はそのすぐ上。 山頂は室町時代に赤松氏が築城し、秀吉の進攻で落城したという長水城の跡で、石垣が残っている。スチール階段を上ると石垣の上に信徳寺がある。こんな山の上にどうやって建てたのかと不思議に思うほどしっかりした建物にびっくりする。その裏が三角点で、地震で壊れたと思われる大きな石碑もある。階段の反対側の広場は展望所になっていてふもとの町が見渡せる。 下り道も見どころあり 帰りは途中の分岐から健脚コースを下りる。がけになった展望スポットやモミ林などで休憩し、滑りやすい木道に気を付けながら下りていくと林間広場に戻る。ゆっくり回って約4時間のコース。
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