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情緒あふれる城下町を望む展望 
 鶏籠山・的場山  たつの市  2010年3月号に掲載
播磨の小京都といわれる城下町・龍野を歩き、まさに鶏かごを伏せたような形の鶏籠山と町の背後にそびえる的場山に登ってみましょう。      
SUNスタッフのレベル感  距  離 ★★★☆☆
難易度 ★★★☆☆




 龍野の旧市街、桜の名所として有名な龍野公園の駐車場に車を止める。目の前には小動物園がある。坂を下り、うすくち龍野醤油資料館(入館料10円)の次の角を左に曲がって白壁の町並みへ。資料館別館の手前を曲がると龍野城。城内は無料で見学もできる。
 
 鶏籠山へは城の北側にある柵を開けて登山道に入る。30分ほどで着く山頂は龍野古城跡で、石垣が今も残っている。少し休憩してから坂を下りて両見峠へ。そこから的場山へは少しきつい上り坂だが、展望個所を過ぎると幾分なだらかになる。電波塔が立ち並んだ山頂からは、S字を描いて流れる美しい揖保川を見下ろせる。
 
 来た道を少し戻り、電波塔のすぐ横から聚遠亭方面へ向かう。急坂をゆっくり下りていくと石の扉が神秘的な野見宿禰神社。野見宿禰が大和から出雲に帰る途中にここで病死し、墓を造るために野に多くの人が立ったため、「立つ野」と呼ばれたことが龍野の名前の由来になっているとか。相撲の始祖ともいわれ、神社の周りの玉垣には相撲取りの名前も多い。階段を下り、展望台に立ち寄ってから茶室がある聚遠亭へ。
 
 文学の小径を通り、赤とんぼの歌碑や作詞者の三木露風像も見て、駐車場に戻ると3時間ほどのコース。(館内の見学時間は含まず)

 他にも、国民宿舎赤とんぼ荘がある白鷺山の童謡の小径を散策しても楽しい。 


     
▲的場山山頂 ▲的場山山頂から
▲両見峠 ▲鶏籠山山頂
▲うすくち龍野醤油資料館 ▲白壁の町並み


公共交通案内 次回取材のお知らせ   この登山は5月号の紙面に掲載
JR姫新線の本竜野駅から西へ約2km。
高取山(宍粟市山崎町)    平成22年3月13日(土)
一般向けコースです。引率はできませんが、軽い案内はさせて頂きます。オレンジ色の帽子をかぶって歩いていますので、気軽に声をかけて下さい。天候などで、予告なく変更の場合があります。詳細は編集室までお気軽に。